古着リサイクル
プロジェクトby PANECO®

USED CLOTHING JOURNAL

古着アップサイクルで何がつくれる?プロダクトから家具・空間へ

古着は、PANECO®のボードを通じて時計・コースターなどのプロダクトから、家具・店舗什器・内装材へ。製品写真と古着を含む衣類の活用事例から、使い道の選び方を紹介します。

執筆・運営:株式会社ワークスタジオ|PANECO®

古着は、ボードへの再資源化を通じて時計やコースターなどのプロダクトに活用できます。使い道に合わせて、家具・什器、空間の一部へと選択肢を広げられます。用途は「誰が、どこで、何に使うか」から選び、必要な寸法・数量・性能を確認します。製品例と、スタッフの古着を含む実例で紹介します。

古着から、まずは身近なプロダクトへ

古着の使い道は、衣類として着続けることだけではありません。PANECO®では、古着などの繊維廃棄物をボードへ再資源化し、時計、コースター、収納家具、展示什器、内装材などのものづくりに活用できます。やわらかな布が板状の素材になることで、衣類とは異なる役割を持たせられます。

使い道を選ぶ出発点は「どこで、誰が使うか」。お客さまとの接点なら日常で使える小物、オフィスなら共有スペースの家具、店舗なら商品を見せる什器というように、使う場面から候補を絞りましょう。ここでは製品例と、スタッフの古着を含む衣類を実際に再資源化した事例をご紹介します。

プロダクト|時計・コースターを日々の暮らしへ

さまざまな色の繊維が表面に現れたPANECO®の掛け時計
繊維の色をデザインに取り入れたPANECO®の時計。素材の活用例として紹介しています。原料の組合せによって色や表情が変わります。

時計やコースターなどの小物は、暮らしや仕事の中で使いながら素材に触れられる製品です。時計なら置く場所と見やすさ、コースターなら使う場面や必要数を考えます。贈る場合も、受け取る人がどこで使えるかまで想像すると、用途を選びやすくなります。

実例|スタッフの古着と旧制服をコースターに

john masters organicsのロゴを入れた濃紺のPANECO®コースター
ジョンマスターオーガニックグループの衣類を再資源化したコースター。原料は旧制服とスタッフの私物の古着です。

株式会社ジョンマスターオーガニックグループの取り組みでは、旧制服にスタッフが持ち寄った私物の古着を加え、PANECO®のコースターを製作しました。制服だけでは紺色一色になるため、別の色を加えてデザイン性を高めるとともに、社員が自分の衣類の再活用に参加できる企画になっています。

2022年7月の発表では、コースターの製作と、店舗でノベルティとして進呈する計画が紹介されています。古着だけで製作した事例ではなく、旧制服と私物の古着を組み合わせた例です。「集めた衣類の背景」と「完成品の使い道」を一緒に企画する参考になります。

出典:株式会社ワークスタジオ発表(2022年7月1日) ↗

家具・什器|日々使う場所に取り入れる

PANECO®を使用した収納家具と、色の異なるボックスの製品例
PANECO®素材の収納家具・ボックス。写真は製品例で、特定の古着を原料に製作したことを示すものではありません。

家具や什器は、再資源化した素材を日々目にする場所で使える選択肢です。写真のような収納家具やボックスは、用途と置き場所を結び付けて考える参考になります。店舗で商品を並べる、オフィスの備品を収納するなど、必要な役割を先に決めると、製作する意味が明確になります。

相談時には、設置場所の幅・奥行き・高さ、収納するもの、移動の有無を伝えましょう。テーブルなら使用人数や載せるものも手がかりになります。必要な強度や使いやすさに応じて、フレーム・脚・他素材との組合せを含めて設計します。

空間|内装や床材へ、活用を広げる

プロダクトや家具の使い道に加えて、店舗やオフィスの空間に取り入れる方法もあります。改装や新設の予定がある場合に、設計計画と合わせて検討できる選択肢です。

壁面やカウンターなど、空間の一部としての活用も検討できます。内装は設置場所・仕上げ・固定方法を設計者や施工者と整理します。床への利用には、ボードを基材に表面保護加工を施した床材を用います。製品や空間に必要な仕様・性能は、用途ごとに確認します。

用途を選ぶための3つの判断軸

候補が複数あるときは、次の3点で比較すると、製品づくりの優先順位が見えてきます。

  1. 実際に使う人と場所があるか。店舗・オフィス・家庭など、使う場面を具体的に決めます。
  2. 必要な数量と寸法を整理できるか。配布する小物と日常で使う家具では、必要数も設計も変わります。
  3. 素材の表情を生かせるか。色や繊維の見え方をサンプルで確認し、空間やブランドの雰囲気と合わせます。
使う場面から用途を絞る
使う場面 製品の候補 最初に確かめること
参加者やお客さまに渡す コースターなどのプロダクト 使う場面、配布数、仕様、包装の必要性
オフィスで日常的に使う 時計・収納家具・テーブル 利用者、置く場所、必要な機能と数量
店舗で商品を見せる 展示台・什器 展示物の大きさ・重さ、設置寸法、移動の有無

まずは「誰が、どこで使うプロダクトか」を考え、必要に応じて共有スペースの家具や空間への活用と比べてみましょう。必要数、長く使える場所、取り組みの伝わり方を並べると、自社に合う用途を選べます。費用は製品の大きさだけでなく、設計・加工・数量などによって変わります。

完成後の使い方まで、ひとつの企画にする

完成品には、原料になった衣類と取り組みの目的を短く添えると、使う人にも背景が伝わります。例えば「スタッフが持ち寄った衣類を、新しい素材へ再資源化して製作」という説明に、使う場所や製品名を加える方法があります。表示する内容は、実際の原料と製作内容に合わせます。

相談の際は、手元にある衣類や回収予定の衣類、使いたい場所、必要数、希望時期を分かる範囲でお知らせください。参考にしたい製品写真や設置場所の寸法があると、検討が進めやすくなります。用途が未定でも、目的や場所から一緒に考えられます。

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